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東京メトロ、京成電鉄、京浜急行電鉄、京王電鉄の4社は、2020年12月31日(木)大晦日〜2021年1月1日(金・祝)元日にかけて予定していた終夜運転を取り止めると発表しました。
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、東京都の小池百合子知事をはじめとする4都県知事ならびに国土交通省は、各鉄道事業者に終夜運転の中止を要請していました。各社とも、これらの要請と昨今の感染状況を考慮し、取り止めを決定したとしています。
東京メトロは、全線での終夜運転を予定していましたがこれを取り止め、元日早朝の臨時特急ロマンスカー「メトロニューイヤー号」についても運転を中止すると発表しています。この特急券については、東京メトロ各駅で無手数料による払い戻しを行うとしています。また、南北線と相互直通運転を行う埼玉高速鉄道も、終夜運転の取り止めを発表しています。
京成電鉄は、各線で予定していた終夜運転を中止するとともに、大晦日の京成上野駅22:40発、元日の京成成田駅3:00発の臨時「シティライナー」も運転を取り止めます。なお、1月1日(金・祝)〜3日(日)の列車増発ならびに、1月中の土休日ダイヤ実施日における臨時「シティライナー」の運転については、当初の計画通り実施するとしています。
京浜急行電鉄は、京急線の一部区間で予定していた終夜運転と、元日早朝に増発を予定していた品川駅発(5:00)三崎口行の特急列車が取り止めとなります。なお、1月1日(金・祝)〜1月11日(月・祝)と1月16日(土)、1月17日(日)における大師線の臨時ダイヤによる運行は計画どおり行うとしています。
京王電鉄は、京王線の大晦日終夜運転ならびに、深夜に4本の運転を予定していた座席指定列車「京王ライナー迎春号」の臨時運転も中止すると発表しました。
なお、首都圏各線で大晦日の終夜運転を計画していたJR東日本および東京臨海高速鉄道(りんかい線)、多摩都市モノレール(多摩モノレール線)も終夜運転の取り止めを発表しており、首都圏ではすべての鉄道で終夜運転が行われないことが決定しました(2020年12月18日(金)16:22追記)。